つきもり鍼灸整骨院

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だれかがやらなきゃ、先はないんだよ!

先日のTV、プロフェッショナルの流儀から。農業経営者 多田克彦さんの一言がとても印象的でした。僕たち鍼灸師はいったい何だろう?と考える。鍼灸師=医療人鍼灸師=職人鍼灸師=専門家鍼灸師=〇〇多田さんは、野菜もつくるし、商品開発も手がける、若手の育成もする、新しい市場を開拓もします。農業というひとつの業界において、生産から販売、販売から新規開拓、新規開拓から市場の拡大。僕たち鍼灸師はどうあるべきなんだろう?仕事のベースとしては、対患者さんへの治療業務がほとんどです。職人な部分です。それはとても尊く大切な要素であり、それが一番の土台。多田さんは言うんです。新しいことを率先して行っていく。『だれかがやらなきゃ、先はないんだよ!』新しいイスを作っていくこと。それが業界を発展させて、後進に任せていくこと。農業とはもちろん、違うお仕事。でも、未来に向けて現状に満足することのない、飽くなき熱意が必要だと感じます。僕たち鍼灸師のできること、また可能性があることは率先して行っていく時代になったのではないでしょうか。社会に、たくさんの方々へ何ができるのか、何をお伝えして役に立つのかもう一度、考えていきたいです!月森※来月9月より、山陰部会の2年度目がはじまります。経絡治療を学び、仲間と出逢うチャンスです!是非、一度いらしてください。ご案内は近日中にお知らせいたします。

経絡治療学会 夏期大学① inTokyo

夏期大学が明日から8月10~12日まで行われます。台風の影響で山陰からは行けるかどうかと思っていましたが、無事に飛行機も飛び前日入りをしています。ここでは全国から500人を越える鍼灸師が集まり、学術を研鑽します。ぼくは今年で7年目になるかと思います。20代そこそこのときから参加して、毎年毎年、理解できることが違ってきます。いつも臨床で疑問におもったり、分からないことをここで確認する作業?修行を毎年しています。一番最初の年、24歳くらいだったでしょうか?焦りと向上心最初、普通科で担当される先生と相性がわるく、がみがみ質問したりしたのを覚えています。若かりし頃ですよ。。そう、東洋医学のこと、全然分からないころは、焦って知識や技能を得ようと必死でした!でも、そこでいろんな先生に言われたことは、『焦らずに勉強しなさい。まだまだ時間はあるのだから。』本当にその通りです!!いまなら分かります。焦っても仕方がないことです。机上の勉強はできるものの、鍼灸を体感したり、見たり、聞いたり、そばで感じたり、先生の言葉を追ってみたり、、、自分のものにするには時間やその経験が必ず必要になるから。この三日間で得られることは、この一年の向上心の糧になる大きなこと。だから、何度も行きたくなるし、いつも感動して帰ってくる。そんな場所です。明日からの三日間。この一年で疑問や分からないことを解消するいいチャンス。目標も決めています。東洋医学の概念・考え方をもう一度問うてみる。(陰陽・五行論)手技の解釈・六祖脈の解釈・六九難の解釈をたくさんの講師、仲間に聞いてみること。明日からみなさんにお逢いできるのを楽しみにしています。山陰部会 月森

真似ること~子どもから学ぶ~

僕たち鍼灸師は学術を学ぶとき、研修会やセミナーに参加します。本を読んで一から自分なりの持論を展開できる人なんてそうそういませんよね。学はそれでも出来ることもあるかも知れません。ですが、術においては、まず【真似る】ということから始まるということです。私事ですが、土日はもっぱら子どもと遊んだりして子ども中心の生活になります!1歳と5か月。いろんな刺激を日々受けながら出来ないこと、出来ることを一生懸命にトライしています。こけたり、頭をぶつけたり、走ったり、声を大きく出したり。でもこれって誰かの真似ごとをしているんです。この間、一時保育に行きまして。周りのお兄ちゃん達と一緒にその場を楽しんだ訳です。そうすると、お兄ちゃんの真似をして、高いところに上がったり、声を出したりしていたそうです。そう。真似るってことを教えられていないのに、真似ていくんです。ぼくたち鍼灸師も、こんな先生のようになりたい。こんな風に鍼を打ちたいな。こんな風に東洋医学を語りたいな。この人のように生きてみたいな。憧れる存在っていると思うんです。学術も一緒で、まずは憧れている先生の真似をすることから、未来の扉が開いてくるのではないでしょうか。子どものような無邪気で純粋な想いを、学術に向けることが出来たら、きっと学びも楽しんでできますね!※6月24日 中根一先生 「経絡治療で開業するということ」と題して講義実演を行います。憧れる存在を見つけるチャンスです。今年度は最終講となりますので、是非研修会にご参加ください。当日受付も可能です。

師とは

 先日、学術大会参加のため上京した月森です。東京で行われた学会のシンポジウムで「経絡治療を受け継ぎ発展させる」というテーマに各先生の意見や考えを探る内容が討論されました。とっても臨場感があり楽しめた内容です。僕なりの師について考察してみた次第です。師の漢字を調べてみると、「教えを導く人。手本となる人。先生。」と記載しています。師匠とは、「学問・技芸などを教える人。先生。」師弟関係が成立する呼称のようです。調べていると、〈師資相承(ししそうしょう)〉という四時熟語がありました。(師の教えを受け継ぐこと。また師から弟子へ学問や技芸などを伝えていくこと。)という意。そして恩師とは、教えを受け、世話になった先生。とあります。僕には師とあがめる?いや、憧れる方が3名います。僕は誰かのもとに弟子入りをした訳でもないし、治療方法を教えてもらったことはありません。○○直伝、流派というものもないです。1人は神戸灘区で鍼灸整骨院を開業されているY先生。患者さんに向き合う姿勢や技術知識を高め向上していく様を目の前で学んだ一人です。弟子として行った訳ではなく、そのとき関わっていた患者(選手)を治療をお願いし、鍼灸や治療のことをまじまじと見て肌で沢山のものを得ました。2人目は、某大学のアスレチックトレーナーとしてAT Roomを任せられているKさん。けがをした選手と向き合い、体を自身で管理し選手生活をケガのないようサポートしていく様を見せてもらえました。この二人に共通な点は、目の前の人とちゃんと向き合うということ。その人に何が大切でこの先のことまでも考えてサービスを提供している点です。そう、カラダと向き合う職業として大切な信義を教えてくれた方々です。3人目は、恩師という関わり。東洋医学の門を開いて下さったN先生。専門学校で教わり、個人の勉強会でセミナー受講、経絡治療学会での研修会でご一緒すること。沢山の時間を共有した恩師という存在です。臨床家に大切なこと、人として大切なことも教えてくださっている方。なので、そこに弟子入りしたこともなく、師匠とお呼びしたこともない。この三方が僕にとっての(師)というあこがれる存在であり、空気を共にして信念や姿勢を教わったことは間違いない訳です。師というのは、人があこがれ、その人のような存在になりたいと思うことで出来上がるもの。