つきもり鍼灸整骨院

記事一覧(36)

鍼灸によるデザイン

鍼灸は文化でありアートこの言葉は、もう数年前からよく聴いていた言葉。恩師である中根先生よりお話をいただいたり、首藤先生が以前、お話ししていたこと、アート(芸術)だと。少しずつ深掘りしていくと、パズルがはまる感覚が出てきました。デザインデザインという言葉は、なにかを描いてそれを形にしてモノゴトを作る、という意味だと認識しています。ウェブで調べてみると、(1)服飾・建築・工業製品・商業美術などの分野で、機能や美的効果を考慮して作品・製品などの形態を立案すること。意匠。(2)図案・模様などを考案すること。また、そのもの。明鏡国語辞典【鍼灸になぞって考えたデザインは】相手のニーズや目的までの道のりに【導線】を引くこと。難しい表現ですよね。でも、この導線が見事にピッタリな言葉のチョイスなんです!これも我が恩師中根一先生より、頂いた言葉です。何ヶ月もこれを頭に浮かべて、臨床してきてやっと繋がりはじめてきました。【患者さんの鍼療する目的】この肩の痛みをとって欲しい。この腰痛をなくしたい。そうですよね!そうなんです。その痛みを取ることも専門家なので必ず必要な技術や知識です。それを鍼とお灸だけで導くワケじゃないんです。その目的にいくまでの間で、寄り添い、関わり続けることが、その人の安心感や心の支えになったりもします。ほんのやさしい一言で救われることもあります。あなたの肩はこんなに上がるし、大丈夫だよ。あなとの腰はいい状態だから、自信を持って動いたらいいよ。そんな言葉がけが、その人の目的まで導いてくれるはずです!それがデザインであり、鍼灸はアートだ!となる。今はそんな考えを持っています。鍼灸≠体を治さなきゃならない!鍼灸≠医療であり治療鍼灸によるデザインは、人によって違うし、人によって合わせていくもの。こんな話を来週日曜日に、中根先生にしていただける機会を山陰で作りました。

脈を診てわかったこと。

先日、大田市の三瓶山にいきクロスカントリーのランナーを見てきました。20年以上前から開催されているランイベント。島根、鳥取の学生さん、一般のランナー、地元の子供たちが参加しにぎやかでしたね!その日はとても暑く、まだまだ熱中症の危険性がありました。熱中症の話題から、今日来院された患者さんお二人のお話です。脈でわかったこと。いつも来院されている患者さん。脈を診て、「ん???」っという感覚。そうです、いつもとは違う脈の強さ、幅、感じ方が大きく違っていました。脈は、とても強く、指を沈めていくと強さが増しつぶれない。全体脈でいうと、やや沈脈で実脈、数脈。お話を伺っていくと、今朝5時から外で作業をしていた。水分もあまりとらずに生活。こういう日が続いている。体全体がバキバキで筋肉痛。夏バテかな?という感じ。もうお一方  〔不内外因から四診まで〕家の建築関係のお仕事で、一日中そとで作業をして走って来院。シャワーを浴びて落ち着くも、脈はいつもと違う脈。勿論、バタバタされてきたのでその分、脈は強く速い。でも、いつもの脈と違うのは深さ。沈脈、実脈でそれが強く手から触れます。この方も、暑い外での作業で、熱邪が体に入り込み体内(陰経)にまで熱がこもっている状態です。仕事の労働条件や夏の日差しや気温(不内外因)が、体に影響を与えているひとつの例です。これは脈をとらないと到底わかることでもないし、ちゃんとお話を聴かないとわからないことです。経絡治療の診察ここでいう四診は、患者さんの今やすこし前の状態まで、体を推察する診断技術です。顔の表情や皮膚の赤みを視る→望診汗の匂いや体臭をかぐ→聞診体の状態を聴く→問診脈をみる、体に触れる→切診これをしっかり行うことで、患者さんの今の状態が把握でき、治療方針が固まります。鍼の深さや、どのくらいの刺激量で、あたためるのか冷やすのか。またお風呂の入り方や水分補給の仕方、就寝時の服装の指導まで、すべて説明がつきます。脈をみることで、たくさんの情報が入り鍼灸に繋がっていきます。脈をみること、触れるということは鍼灸師の財産。これは10年くらい前の、会長のお言葉をお借りしました。名言です!※こんな素晴らしい診察技術や治療を学べる機会が、ここ山陰でもあります。山陰部会はいつも扉を開いて待っています!一緒に学び、目の前にいる患者さんに喜んでもらいましょう!下記詳細を載せます。画像参照。

あの先生の方が自分よりすごい!?

山陰部会月森です。よく臨床の現場でも耳にすることってありますよね。僕も以前はそうでした。ぼくなんて、、わたしなんて、、あの先生の方がじぶんよりすごい!でも、そんなこと、患者さんにとってみたら、全然関係のないこと。鍼灸師の先生は謙虚で、真面目な方が多いのでこの言葉よく耳にします。でもそれを聞いた、目の前の患者さんはどう思いますか?患者さんはあなたを信頼し、院まで足を運んでくださっています。あなたは全力で、あなたの持っている知識や技術、経験からそのニーズに求めていく必要があります!そして、満足していただき、心が満たされるということこそが、大切なもの。だから、「あの先生はすごい!わたしなんて、大したことないんです。」でなくて、「はい!私が責任をもって体をみさせてもらいます。安心してください!」自分を卑下せずに認めていくこと。それが言葉となり、手から伝わり、カラダを変化させて治癒に導きます。月森~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~鍼灸の自信を持って施術にあたりたい方。山陰部会のドアをあけてください。基礎をメインに、東洋医学ってなに?ということからお伝えしています。今期は9月23日(日)からです。

だれかがやらなきゃ、先はないんだよ!

先日のTV、プロフェッショナルの流儀から。農業経営者 多田克彦さんの一言がとても印象的でした。僕たち鍼灸師はいったい何だろう?と考える。鍼灸師=医療人鍼灸師=職人鍼灸師=専門家鍼灸師=〇〇多田さんは、野菜もつくるし、商品開発も手がける、若手の育成もする、新しい市場を開拓もします。農業というひとつの業界において、生産から販売、販売から新規開拓、新規開拓から市場の拡大。僕たち鍼灸師はどうあるべきなんだろう?仕事のベースとしては、対患者さんへの治療業務がほとんどです。職人な部分です。それはとても尊く大切な要素であり、それが一番の土台。多田さんは言うんです。新しいことを率先して行っていく。『だれかがやらなきゃ、先はないんだよ!』新しいイスを作っていくこと。それが業界を発展させて、後進に任せていくこと。農業とはもちろん、違うお仕事。でも、未来に向けて現状に満足することのない、飽くなき熱意が必要だと感じます。僕たち鍼灸師のできること、また可能性があることは率先して行っていく時代になったのではないでしょうか。社会に、たくさんの方々へ何ができるのか、何をお伝えして役に立つのかもう一度、考えていきたいです!月森※来月9月より、山陰部会の2年度目がはじまります。経絡治療を学び、仲間と出逢うチャンスです!是非、一度いらしてください。ご案内は近日中にお知らせいたします。

経絡治療学会 夏期大学① inTokyo

夏期大学が明日から8月10~12日まで行われます。台風の影響で山陰からは行けるかどうかと思っていましたが、無事に飛行機も飛び前日入りをしています。ここでは全国から500人を越える鍼灸師が集まり、学術を研鑽します。ぼくは今年で7年目になるかと思います。20代そこそこのときから参加して、毎年毎年、理解できることが違ってきます。いつも臨床で疑問におもったり、分からないことをここで確認する作業?修行を毎年しています。一番最初の年、24歳くらいだったでしょうか?焦りと向上心最初、普通科で担当される先生と相性がわるく、がみがみ質問したりしたのを覚えています。若かりし頃ですよ。。そう、東洋医学のこと、全然分からないころは、焦って知識や技能を得ようと必死でした!でも、そこでいろんな先生に言われたことは、『焦らずに勉強しなさい。まだまだ時間はあるのだから。』本当にその通りです!!いまなら分かります。焦っても仕方がないことです。机上の勉強はできるものの、鍼灸を体感したり、見たり、聞いたり、そばで感じたり、先生の言葉を追ってみたり、、、自分のものにするには時間やその経験が必ず必要になるから。この三日間で得られることは、この一年の向上心の糧になる大きなこと。だから、何度も行きたくなるし、いつも感動して帰ってくる。そんな場所です。明日からの三日間。この一年で疑問や分からないことを解消するいいチャンス。目標も決めています。東洋医学の概念・考え方をもう一度問うてみる。(陰陽・五行論)手技の解釈・六祖脈の解釈・六九難の解釈をたくさんの講師、仲間に聞いてみること。明日からみなさんにお逢いできるのを楽しみにしています。山陰部会 月森

真似ること~子どもから学ぶ~

僕たち鍼灸師は学術を学ぶとき、研修会やセミナーに参加します。本を読んで一から自分なりの持論を展開できる人なんてそうそういませんよね。学はそれでも出来ることもあるかも知れません。ですが、術においては、まず【真似る】ということから始まるということです。私事ですが、土日はもっぱら子どもと遊んだりして子ども中心の生活になります!1歳と5か月。いろんな刺激を日々受けながら出来ないこと、出来ることを一生懸命にトライしています。こけたり、頭をぶつけたり、走ったり、声を大きく出したり。でもこれって誰かの真似ごとをしているんです。この間、一時保育に行きまして。周りのお兄ちゃん達と一緒にその場を楽しんだ訳です。そうすると、お兄ちゃんの真似をして、高いところに上がったり、声を出したりしていたそうです。そう。真似るってことを教えられていないのに、真似ていくんです。ぼくたち鍼灸師も、こんな先生のようになりたい。こんな風に鍼を打ちたいな。こんな風に東洋医学を語りたいな。この人のように生きてみたいな。憧れる存在っていると思うんです。学術も一緒で、まずは憧れている先生の真似をすることから、未来の扉が開いてくるのではないでしょうか。子どものような無邪気で純粋な想いを、学術に向けることが出来たら、きっと学びも楽しんでできますね!※6月24日 中根一先生 「経絡治療で開業するということ」と題して講義実演を行います。憧れる存在を見つけるチャンスです。今年度は最終講となりますので、是非研修会にご参加ください。当日受付も可能です。