山陰部会Zoomセミナー#4【本治法と標治法】特別講師 岡田明三先生

山陰部会の月森です。

今日は、東京より学会長である岡田明三先生をZoomにてお招きしての研修会。テーマは本治法と標治法と、経絡治療には欠かせない内容の一つです。


受講生は、山陰の先生方から、名古屋、大分県、岡山県からとZoomセミナーならではの遠方からもご参加くださいました。

内容


1、本治法と標治法の特徴2、全身を治療することの大切さ
3、主治症治療と主治穴治療との区別
4、標治法であっても、本治法の証に従って深さを考えて鍼を打つ

5、臨床でワンパターンにならないようにするために

6、証に従って鍼を打つときに、どのように刺し、どの程度の刺激を与えていくのかが重要

7、浮・沈で違う、鍼の刺し方とその理解

8、寒・熱で違う、鍼の刺し方とその理解

9、虚・実の捉え方と、一日の虚実のパターン

10、食事と睡眠は気血を補うのに大切(五味・温かいもの冷たいもののバランス)

11、過不足は良くない(偏らないこと、バランスが大切)

12、補・寫の概念

13、皮膚疾患について(お灸の用い方)

ざっと、このような内容であっという間の2時間でした。



頭の回転をフル活動して、臨床に落とし込み、すぐに使える内容ばかり。受講生も納得のいく表情がみてとれました。


これだけのことを患者と接し、感じて手に落とし込み、鍼とお灸を用いて施す。


そのときに軸になるのが虚実や補瀉や気血といった物差しがあります。


それをどう解釈して、どう臨床に結び付かせ、患者さんに提供していくのか。

それが難しい。でも岡田先生は丁寧に受講生の言葉を拾い、ご説明して頂きました。



あとがき

経絡治療は学んでいけばいくほど、奥深く、魅力的になってくると私は感じます。


私も24歳から経絡治療を学び始めましたが、13年たった今、本当に楽しく面白い学術だと強く思っている次第です。

なんでも、継続する。世の中や社会が変われど、変わらない物差しや概念がこの東洋医学の中には沢山存在します。

そう思った今日の講演でした。


岡田先生、快くオファーを引き受けて下さり、ありがとうございました。受講生の皆様も、これを糧にさらにパワーアップして下さい!


※次回は来年1月24日になります。また詳細はFBにて投稿します。


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