第二期 最終講〜中根一先生〜「四虚証の効かせ方」

山陰部会のつきもりです。
先日、第二期の最終講が無事に終わりました。
関西支部から中根一先生をお迎えして、研修会を開催しました。

この画像を見ても、受講生の満足そうな顔を見て取れます。
山陰部会に集まる受講生の皆さまは、本当に勉強熱心で、鍼灸が好きで、とても貪欲です。だから、学べるものも、吸収できることも多く刺激も沢山受けます。
この笑顔がその証ですね。


【研修内容】

・中根一先生の鍼灸の道に入るまでの軌跡と入るキッカケ

・社会(企業・行政・団体)に対して、鍼灸師がいかに価値を提案するのか?


・鍼灸業界では様々な流派ややり方があるが、なぜ経絡治療を選択し続けていけるのか?

・経絡治療の定義(コンセプト)

・胸を張って鍼灸師っていいよね!って言えるように。


・実技:四虚証の本治法を行うまでの、時間の流れや体に与える刺激を考察


・実技:本治法を行うまでの流れ



上記のような内容でしたが、まとまりきれません。

ここからは私(ツキモリ)からの主観的なメッセージをお伝え致します。


研修会は、その場で学んだリアルな行動が、その人の学習意欲や臨床家としての心に突き刺さるのだと感じています。


上記研修内容はざっくりこのような内容で、フランクですが、内容はとても濃く、すぐにでも臨床に取り入れられて、明日からの行動に影響を与える内容でした。



これまで多くの講師の先生方に山陰に来て頂いていますが、

それぞれが経絡治療のカタチが違うということです。

方法はまったく違えば、時間の流れも違う、手技や使うツボも違う。


同じなのは、目的が一緒であり、診察・脈診をして最後に脈診で終わるという形だけは変わらないカタチ。


人が歩んできた道のりはすべて違います。


生い立ちも、生まれも、食べたもの、文化も、出会った人たちも、空気も違います。


だから一緒なものなんてなく、鍼灸師それぞれが持ち備えた感覚や表現の仕方が必ずあります。


自分にマッチしたもの、自分をうまく表現できるもの、それが患者さんの体に伝わり体を治していくものだと私は思います。


初学者や経絡治療がハードルが高いという方達も心配する必要性はないんです。

基礎的なことをしっかり押さえて、学術に磨きをかけていけば自分のスタイルが築いていけるはずです。



山陰部会の第二期が今回で終講。

次は9月23日からとなります。

来期は、研修会スタッフも充実し、実技メインでの研修会となります。明日からの臨床にすぐにでも役に立つ内容です。詳細は後日お知らせしていきます。


部会長 月森







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