先週日曜日に行われた経絡治療学会山陰部会の第二講。
講師は部会長の月森が担当し、テーマ「東洋医学の考え方」でした。
10月から新しい受講生も参加され、また聴講での受講生も来ていただけました。
山陰でも少しずつこの研修会が認知されてきたこと、嬉しく思います。
山陰部会の目指す先
これは山陰で研修会を行うにあたって、どんなことを大切にしていくかという方向性を示したものです。
受講生の皆さんが研修会という学ぶ場で出逢い、つながりをもってこの先も切磋琢磨して歩んでいってくれることを願っています。
今年度の方針
経絡治療の全体像をみて学ぶことによって、大まかな流れが把握できます。
その中で個人個人が持ち合わせている技術や考え方をそこに当てはめていってほしいからです。
一つずつ積み上げていくのも勿論大切ですが、行き先が見えた状態から学んでいくと吸収もしやすくなります。
ここからは詳細な講義実演になります。
陰陽論・五行論・五臓の働き・経絡治療の考え方を基礎的なところから説明していきます。
また経絡治療を行う上で大切になる「経絡治療のルール」ということも頭に置いて進めていきました。
昨年と同様に、
「経絡治療の定義」について文字を一つずつ紐解きながら、この定義は何を表して、どう解釈していくか受講生みなさんでシェア。
患者さんが抱える悩みや要求・願いを、
どう解決していき「治すと治める」を治療として行っていくのかをお話していきました。
かなり内容は広範囲でしたが、基礎的なところから臨床までお話しました。
やさしい鍼の打ち方・診療の流れ(実技)
患者さんに鍼を打つ時に、自信を持って切皮・弾入を行えるように細かくレクチャー。
その後、
全体の診療の流れを、実技をしながら説明していきます。
仰向けでの診察(四診、脈診の流れ)から、うつぶせの診察(皮膚の反応、膀胱経の反応、寒熱など)を事細く説明し、質問しながら実技を進めます。
講義も実技もかなりの量でしたが、受講生の皆さんは集中して聞いて下さりました!
来月の研修会は、岡田会長を山陰にお招きしています。
経絡治療の端から端までを知り尽くした会長に、経絡治療の魅力や真髄まで多くのことを教えて貰いましょう!
詳細は後日、告知していきます。
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