研修会にいくと決まってHOW TOの理論というものが出てきますよね。
こうすればこうなる!
この結果を出したいなら、このやり方をしなさい!
だいたいの研修会はそんなことを教えます。
経絡治療は
患者さんの健康というゴールに向かって東洋医学の知恵をつかって近づけていくものなのです。
だから、肩こりだからこのツボを使いなさい!とは言わない訳です。肩こりにも色々な病証がありそれに合わせて全身の調整を行い整えていきます。
経絡治療ができるようになると、
体の中で起こっている現象をつかむことができ、どういう手法で、どのくらいの刺激量で体に刺激を入れるかが分かります。
あれ?
〇〇病の治し方を教えてないの?
経絡治療ができるようになると、〇〇病が治せるようになる! そんな誤解が生まれてきます。
体に起こっている現象に従って、鍼とお灸を据えること。それができるようになるだけなのです!
だから、経絡治療は魔法のような鍼灸のやり方ではありません。
でも、患者さんの求めているものを深く読み取ることができて、その求めに寄り添って体を回復させていく手法です。
そのためには、学び続けること、学ぶ仲間が必要だということ、学ぶ環境が必要です。
是非、山陰の先生方、関西からもご参加下さい!
山陰部会 月森
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